反響報酬型・反響取得特化型の不動産ホームページ制作の落とし穴
反響数に応じて毎月の利用が変化する「反響報酬型」や「反響取得特化型」の不動産ホームページ制作サービスがあります。
反響数毎で利用料金が変わるため、通常のホームページ制作サービスと違い、気を付けなければいけない点はどこにあるでしょうか。
!反響の質
まずは、反響の質について確認しなければなりません。
例えば、反響が自然検索またはリスティング広告で運用されたものであれば、質の良い問合せ内容であると思われます。
ただし、反響特化型と言われるサービス提供を行う一部の企業においては、反響の内容を、上記以外にアフィリエイトからのものもカウントしている会社もあります。
アフィリエイトというのは、ブログなどに貼ってある広告へ問合せをしたり、成約したりした際に、広告主や広告代理店から、アフィリエイターと呼ばれる広告紹介者(この場合はブログ運営者)に報酬が支払われる仕組みのことを言います。
!アフィリエイトに注意
では、どういったことかというと、広告代理店(反響特化型のWEB制作会社)が、アフィリエイターやブロガーに、広告主(不動産会社)のアフィリエイト広告を出稿します。
そうすると、ブロガーなどのブログに貼られた広告を見たユーザーが問合せをするといったカタチです。
これだけ見ると、広く紹介してもらえて反響も来そうでいいじゃん!と思いますが、ここで一つ落とし穴があるのです。それは何かというと・・・。
!アフィリの報酬形態
「アフィリエイト広告の報酬形態」にあります。
例えば、ブロガーへの報酬の方法を、「問合せをしたら1,000円」などとしておけば、そのブロガーは不動産を探していないユーザーや場合によっては友人・知人などへ問合せ(反響)の依頼や協力を仰ぐケースがあるかもしれません。
反響だけはたくさん来るが、その質が悪くなってしまうのも、広告の運用方法に問題がある場合があります。
このように、単に報酬目的の反響に対して、利用料金をカウントされたのでは、広告主である「不動産会社」にたくさんの広告料だけが請求されることとなります。
そうならないように、反響報酬型や反響取得特化型と呼ばれる不動産ホームページ作成サービスを利用される場合は、運用される広告の種類や方法について、詳しく確認しておいたほうが良いでしょう。
!広告運用方法の確認する点
上記のようにならないためにも、以下の点について確認をしましょう。
・広告の運用方法
自然検索・リスティング・PPC広告など、ニーズを持ったユーザーからの問合せが望める広告運用をしているのか?
アフィリエイトの運用もあるといった場合は、注意が必要です。種類については細かく確認をしましょう。
・反響内容について
アフィリで運用している反響特化型の場合の多くは、反響の内容は、名前とメールアドレスのみでも、反響の1カウントとしているところもあります。
名前とアドレスのみで1反響とされてしまうと、なりすましも可能となってしまうため、電話番号を必須にしているのか、住所までを含めたものでカウントとするのか等を確認しましょう。
!その他の注意点
その他にこういった報酬形態のサービスの場合で確認すべき点をご紹介します。
・報酬の単価を確認する。
当たり前のことですが、1反響あたりの単価について確認が必要です。
・契約期間について確認する。
2年間は契約解除できないなどの契約条項があったりすると、思っていたサービスでないのに、該当期間は契約解除ができないなどとなってしまいます。
・契約解除の際の違約金について確認する。
契約解除はできるけども、期間途中の解約の場合、違約金が発生する場合もあります。
そうならないように、事前に確認を取っておきましょう。